令和5年度手づくり郷土賞受賞記念発表会でのプレゼン(志民連いちのみや 星野博)

2023年12月23日(土)13時より16時過ぎまで「令和5年度手づくり郷土賞受賞記念発表会」が、東京国際交流館プラザ平成で開催されました。

志民連いちのみやの受賞・発表テーマは「手づくり文化の発信から公共地の官民連携活用へ」

ベストプレゼン賞はいただけませんでしたが、総評の中、6人の選定委員のうちお2人から「神社の前で対立から新しい風景が」「何もしない開発、本でも作ったらどうか」とうれしいコメントをいただきました。

そのコメントをいただいたお一人、河野まゆ子さんから、宇都宮の「バンバ市民広場」が、下野国一之宮二荒山神社の前にあり、一宮の「宮前三八市広場」と似ていると教えていただきました。ありがとうございます。

当日の様子は⇒アルバム「 2023.12.23 手づくり郷土賞受賞記念発表会 in 東京国際交流館プラザ平成

手づくり文化の発信から公共地の官民連携活用へ(プレゼン内容)

簡単に音声を貼り付けましたので、画像とズレています。ごめんなさい。
1 手づくり文化の発信から公共地の官民連携活用へ

市民による手づくり文化の発信事業が、やがて公共地の官民連携活用へ繋がっていく話です。
■一宮市は名古屋から北へ約20キロ、JRで10分。人口38万人の中核都市です。
■市の名前の由来は、駅から10分のまちなかにある「尾張国一之宮真清田神社」
■江戸時代には、真清田神社の門前市として「三八市」が開催されるようになり、やがて固定化して「本町通り商店街」が形成されます。
■木曽川の水、豊かな濃尾平野、安定した土地に、■繊維産業が早くから勃興、戦後は一大集積地として莫大な富を蓄積します。■

2 杜からの手づくり文化発信

「杜の宮市」は、 ■市民グループのまちづくりへの想いと、■真清田神社の地域への願いが重なり、その境内で2001年に始まりました。
食器や衣類などの手づくり作品を、■その作り手自身がブース出展し、説明し、販売
食べ物も手づくり、音楽も手づくり、手づくりのカルチャーイベント。
お金の無さが公共地や民間空地の利活用を促し、時間の無さが残り364日一年通しての活動へ。すべてボランティアの手づくり作業です。■

3 宮前三八市広場の誕生

「真清田神社」と■門前街の「本町通り」の間に、道路拡幅のため、神社から取得しつつ、ずっとそのままになっていた四角い土地がありました。
戦後まで「三八市」が開催されていた場所です。
2001年、■この土地を開発するワークショップが始まりました。
「ここは神社の参道だ」という人々と、「市民憩いの広場にしたい」という人々の対立が激化、2年以上にわたる大議論の末、■参道でもあり、何にでも使える多目的広場として、一宮市により「宮前三八市広場」が整備されます。■
杜の宮市はここも会場としてブース数を拡大し、毎年継続、来場者2万人規模のイベントへと拡大していきます。■

4 杜からまちへ、商店街へ

2016年■第16回から杜の宮市は、本町商店街と全面的にコラボし、■会場は1キロ以上に伸びました。
2018年からは一宮駅のコンコースなども会場となり、出展ブース380 来場者4万人規模となりました。■

6 ウォーカブル…公共地の官民連携活用へ

2021年度から■一宮市では■安全安心なまちなか形成を目指す■社会実験ウォーカブル事業がスタート。■
杜の宮市を■運営する■NPO法人志民連いちのみやは、■都市再生推進法人として■一宮市のウォーカブル事業を■推進していきます。
■22年前に始まった手づくり文化発信活動は、官民連携を経て、一宮型ウォーカブルタウンの創造へと今、突き進んでいます。■

ありがとうございました。

*発表時間(3分)の関係で「5 コロナ禍から」ページは削除しました。